春の味覚を求めて
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに、、、
そして我々はさんさいとりに出かけたのでした。
もはや我が家に伝わる春の伝統行事と称しても過言では無かろう。
今年も山の幸を少しだけ、分けてもらいに行った。
川のせせらぎに耳を傾け、山の空気に春の訪れを感じつつ、山菜の香りに心躍らせる。
良いですね!とても美味しそうな実りが採れました(*´ω`*)
約束という程の事でもないが、個人的には毎年、山菜を採るときには気を付けていることがある。
みんなも山菜を採りに行くときは楽しく安全に気を付けていこうね!
【山菜採りの約束】
①根っこから引き抜かない
→翌年、翌々年、引いては子供の世代に残せるよう、必ず根の手前でカットする。
カッターでもナイフでもハサミでも何でもいい。
根を残しておけば、そこから増えてくれる。
厳密に検証したわけではないけど、間違って根っこごと抜けてしまったとしても、根の手前から切り離して土に植え直したりする。
そういう、気持ちが大事かと思って( 'ω')”
②採りすぎない
→山の幸を楽しみにしているのは、私たちだけではない。
山菜が大好きで毎年楽しみにしている人が沢山いるからこそ、自分たちの分だけ、少し分けてもらう。
ゴールデンカムイでも「カムイからの贈り物だ」って、アシリパさんが言ってた(*´ω`*)
「乱獲」という悲しい言葉もチラホラ聞く。
最近ではスーパーでも高値で取引され、「北海道に群生する」という希少性故、某フリマアプリでも出回っていたりする。
自分さえ良い思いができればいい、お金稼ぎの商材に丁度いい。
そんな気持ちで採らないよう、気を付けていきたいものだ。
みんなが笑顔になれる優しい世界にしたいね(*‘ω‘ *)
③環境に配慮
→プラスチック、ガラス片、アルミ缶、たばこの吸い殻、、、
山に落ちている多くの人工物は、土に還らない物質が多い。
自然があるから自分たち(人間)があるのであって、自分たち(人間)があるから自然があるわけではないと思うんだ。
植林とかできることはあるけど、大自然の規模に比べたら本当に微々たるものだ。
そういう関係性の中で、「山の幸を分けてもらおう」という立場の者が、その主である自然に対して有害な物質の塊を投棄するというのは、言い換えれば恩を仇で返すような行為で、私は違うと思うんだ。
山菜を採ろうと言う人達は、きっとみんな自然が好きな人だと思う。
だからこそ、みんなの大好きな自然を大切にする姿勢を持って、入山したいなって思う。
(きっとキャンプとかアウトドアが好きな人たちにも通ずる事だと思うんだ)
みんなで綺麗にしていこう(*´ω`*)
ここまでは「気遣い心遣い」っていう内容だけど、
ここからは「身の安全」っていう、ちょっと番外編。
④無理はしない
→私の両親もそうだけど、普段は体を動かさない人が、この時期急に(1年越しに)体を動かす場合も多いと思う。
食べ応えのありそうな良いサイズの山菜がキラキラして、難しい急斜面をよじ登ることもあると思う。
そんな時に無理をして足を滑らせてしまう、滑落して骨折してしまう、それが原因で野生動物に遭遇して絶体絶命かも!、なんてこともあり得る。
自然は時として牙を剝くもので、くれぐれも自分の体調やコンディションを考えて、少しでも安全に楽しく採ってほしいと思う。
そういうリスクを未然に防ぐためにも、単独での入山は控えていきたいところ。
なかなか周囲の理解を得られないけど、準備運動大事よ(´・ω・)
⑤野生動物に注意する
→都会には都会の住人が、海には海の住人が、山には山の住人がいる。
かのジョン・ランボーだと言うのなら私が発言するのは確かに烏滸がましいw
しかしみんな人里に住む一般人なので、山に住み慣れた住人には十分に注意したい。
特に北海道で最も恐れられるヒグマには遭遇しないことが最大の防御と思っている。
人の倍はあろうかという体格差に加え、強力な爪と牙を持ち、山中を時速60kmで走り周り、木にも登るという化け物ぶり。
ランボーを除いて、人間なんて出会ったらひとたまりもないだろう。。
鹿はほとんどが角を落としている時期だろうが、踏まれたり蹴られたりしたらそれなりに危険だと思う。。。
山中を歩くなら、必ず熊鈴を持参して遭遇しない備えをしていきたい。
そして必ず複数人で入山したい(大事な事なので何度でも書きますw)
⑥遭難に注意する
→山菜を採るのは思っているよりも楽しいものだ(*‘ω‘ *)
「あそこにもある!」「ここにもある!」なんて追いかけているうちに採り始めた場所から相当離れていた、なんてこともよくあるw
深く入りすぎると方向感覚が分からなくなり、明後日の方向に歩き回って遭難してしまう場合もある。(山菜採りで遭難する人は大体そのパターンだと思う)
そんなことにならないよう、自分の現在地は常に把握した状態で山を歩きたいところだ。
いざという時のために方位磁石を持ったり、太陽の位置と影の位置で時間や場所が分かったりするらしいけど、それ出来る人はたぶん遭難しないか^^;
万が一のために家の人に「今日は誰々とドコソコの山に○○時くらいまで××の山菜採りに行ってくるよー、帰らなかったら遭難してるかもw」って共有しておければ100点満点だね!
帰りが遅いと思って早いタイミングで捜索依頼を出してくれるはずだ!
山は色んな危険が考えられる場所だからこそ、そういう備えが大事だと思う。
やっぱり、複数人で入山するのがおススメかなぁーwww(大事な事なのでねw)
⑦飲み水大事
→歩き回ると意外と汗をかくものだ。
そんな時にパッと水分補給できるのは良い事だと思う!
疲れも軽減できるし、水分はいつでも摂れる様に準備しておくと◎
そして⑥にも通ずることだが、万が一遭難したときにはこれが命綱になる。
人は3日間水分を取らないと脱水症状で死んでしまうという。
サバイバルは好きなので、山中での水分の摂り方は知識では心得ているけれど、やっぱり実際にボトルで水を持っている安心感は格別だと思う。
そんな大ごとにならないように、自分の位置を把握しながら楽しんでほしいところ!
山では水を持ち歩いていると安心感違うから、今年山菜採りにいこうかな!って人は、是非お水を持参しましょう!(*´ω`*)
人里と違って、、、山にコンビニは無いのよw
仲間がいれば自分が水を忘れても予備を持ってくれてるかもしれないし、もし自分に何かあった時、真っ先に助けられるのはやっぱり現地で一緒に行動している仲間なので、入山するときは、複数人で行動するのが、良いかなぁーwww(もはやネタw)
はい、以上で、、、
自分が山に入るときはそんなことを考えながら入ってるよってお話でしたw
採取した山菜はその後、ラム肉と共にジンギスカンへと進化し、私たちの血となり肉となりました。
ありがたき、カムイからの贈り物、、、めでたし、めでたし、、、(*´ω`*)
帰りに綺麗な夕焼けと、先頭はV字、後ろは一列に編隊組んで飛んでた白鳥を撮影したよ(*‘ω‘ *)
ざっと数えて94粒、、、大体100匹という事は、Wikipediaさんによると、、、
60-250人、3-4個の小隊で構成される、「中隊」クラスの組織という事になるようですね!w
かの問題も、早く平和な方向に収束してほしいですねぇ。
鳥はV字型編隊を組むことで空気抵抗を軽減し、効率的に空を飛んでいマース!
昔そんなCMを見て、鳥って凄いんだなぁって感動した記憶があるw
マース博士、、、検索しても出てこないよ(´;ω;`)
こういう、グラデーションの綺麗な空を撮影するの結構好きですねぇ(*´ω`*)
一眼レフほしいなぁw
というわけで、春一番の北海道からお届けしました!
またね!